先日西湖のキャンプビレッジノームで家族とキャンプした時にモルックで遊んできました。
その後も公園でも遊んだりして家族でハマっているので遊び方と合わせて紹介します。
モルックを知ったきっかけはテレビ番組
モルックを知ったのはテレビ番組「KinKi Kidsのブンブブーン」で、KinKi Kidsと山崎育三郎のマイナースポーツ3番勝負で競技の一つとしてモルックが紹介されたのがきっかけでした。
(番組内ではともさかりえがゲストの時に初めてモルックが紹介されたようです)
モルックは「スキットル」と呼ばれる数字の書いてあるピンを並べ、「モルック」(投げるための棒)を投げて倒したスキットルの数字や本数によって得た得点を足していき、相手より先に50点ぴったりを目指す競技です。
モルックが生まれたのはフィンランドのラハティ(Lahti)という街で、フィンランドのカレリア地方の伝統的なkyykkä(キューッカ)という2種類の棒を投げて競うゲームが元になっています。
正式な競技として詳しく知りたい方は日本モルック協会という国内の大会を主催している団体があるので、そちらを参考にしてみてください。
フィンランドではサウナとビールを楽しみながらプレイすることもあるそうです。
モルックには通常版と簡易版のモルックミニがある
モルックには競技でも使用する通常サイズのモルックとパッケージを簡略化してひとまわりサイズを小さくしたモルックミニの2種類のラインナップがあります。
今回紹介するのはモルックミニです。
通常サイズのモルックは競技で使用するものと同じサイズで木製ボックスに収まっていますが、気軽に遊ぶなら簡易版のモルックミニをオススメします。
モルックミニを推す理由は、モルックミニでもゲーム性は基本的に変わりませんし、遊ぶためのフィールドも広がり過ぎず、持ち運びも楽なので、ただでさえ荷物を減らしたいキャンプでの利便性を考慮するとモルックミニが合っているからです。
いずれのサイズにもモルックを投げる立ち位置を示すモルッカーリは付属せず、別売となります。
しかし、地面に目印になるものを置いたり線を引いて位置を決めれるので、なくても問題はありません。
そして、こちらが今回紹介するモルックミニです。
中には投げるための棒「モルック」と数字が焼印された「スキットル」が収まっています。
正直なところ、使われている木の材質や仕上げはそこまでよくありません。
ささくれだっていたり、割れ、欠けがあるものもあります。
外で、しかもモルックをスキットルにぶつけて遊ぶのでそこまで気にすることはありませんが、本場フィンランド製だからといって期待し過ぎないのが賢明です。
とはいえ、ささくれは怪我の原因にもなりかねないので、心配であれば紙やすりで面取りしてしまうのが良いでしょう。
400番手の粒度の紙やすりだけで手早く綺麗に仕上げられます。
日本正規品を購入すると箱の裏には遊び方の日本語訳が書いてあります。
遊び方については実際にプレイした写真とともに次に説明します。
実際に遊んでみよう
それではモルックの遊び方を説明していきます。
まずは投げる位置とピンを置く位置を決めてからスキットルを並べます。
スキットルの位置はパッケージの表に写真が載っているので参考にして並べます。
このとき、なるべくスキットル同士の隙間が空かないように並べるのがポイントです。
スキットルを並べたらモルックを投げる位置を決めます。
公式では3.5mとなっていますが、一回りサイズが小さいモルックミニというのもあり、うちではアレンジして割と適当に決めています。笑
モルックの魅力のひとつが年齢、性別を問わず体力差が出づらい点ですが、それでも子供や運動が苦手な大人と運動が得意な大人とではそれぞれ差が出ます。
そこでスキットルまでの距離を変えることで簡単にハンデをつけられるのもモルックの利点と言えます。
なので、うちでは投げる位置を子供(園児)がだいたい1m、嫁さん(運動苦手)が1.5m〜、くどうが2m〜くらいにして、より遠い位置から投げるプレイヤーの難易度を上げています。
この辺りはプレイするメンバーによって柔軟にアレンジすると楽しめると思います。
スキットルを並べて投げる位置も決まったら投げる順番を決めます。
1人1回ずつモルックを投げて倒したスキットルの得点を加算していきます。
スキットルを倒して得られる得点は次の2つのパターンによって変わります。
1本だけ倒した場合
スキットルを1本だけ倒したときはスキットルに書かれている数が得点として加算されます。
2本以上倒した場合
スキットルを2本以上倒した時は倒した本数が得点として加算されます。
スキットルに当たらなかった場合は得点は加算されず0点となり次のプレイヤーに順番が変わります。
得点の対象になるのは地面に横倒しに倒れたものだけになります。
他のスキットルに重なったりして倒れ切っていないスキットルは得点の対象になりません。
倒したスキットルは倒れた位置で再び立てます。
こうすることでモルックの位置が少しずつバラけていきます。
競技など高度な戦いになっていくと相手に有利な番号のスキットルを遠くに弾いて相手へプレッシャーを与えることも戦略の一部になってくるようです。
スキットルを倒して得た得点を加算して最終的に合計50点ぴったりを目指します。
点数は地面に書くなど、把握できる方法であれば決まった方法はありません。
芝などで地面に書けない時は後ほど紹介する公式アプリを利用してみてください。
最初は0点から始めて、各人の得点を加算していきます。
足していくだけなので、子供でもわかりやすく、この辺りのシンプルさも遊びやすいポイントです。
モルックはいかに早く50点ぴったりを狙うかの勝負です。
例えば上の画像では真ん中のプレイヤーM(嫁さん)が残り6点を獲得すれば50点となり勝ちます。
勝つための条件は6の数字のスキットルを1本倒すか、6本のスキットルを倒すかになります。
もし、これを超えた得点で50点を上回った場合は25点からやり直しになります。
この後11の数字のスキットルを1本だけ倒してしまったため、結果として50点を上回ってしまい、点数は25点からになりました。
最終的にはプレイヤーH(子供)がいち早く50点ぴったりになったためこの時の勝者となりました。
プレイする場所によっては地面のコンディションにより、投げたモルックの動きが不規則で予測がつかないため、最後まで勝負の行方がわからず意外と接戦になります。
勝ち抜けたときの喜びは大人でもガッツポーズ決めてしまうほど爽快です。
スコアに関しては倒したスキットルを指定すると点数をつけてくれる公式アプリもあるので、興味がある方は利用してみてください。
Mölkky Game Tracker
Tactic Games Ltd.無料posted withアプリーチ
最後に遊び方をおさらいしておきます。
・スキットルを並べて投げる位置を決める。
・モルックを投げて1本倒した時はスキットルの数字が得点に、2本以上の時は本数が得点として加算。
・重なったりして地面に倒れ切っていないスキットルは得点の対象とならない。
・倒れたスキットルはその位置で立てる。
・50点ぴったりで勝ち。オーバーしたら25点に戻って継続。
最後に
いかがでしたでしょうか。
今回は家族3人でプレイした時の少しアレンジしたルールも含めてモルック(ミニ)について紹介しました。
個人で競うのもいいですし、ペアやチームを組んでチーム戦にしても楽しめます。
ちょっとしたスペースがあれば簡単に遊べるので、みなさんもこの楽しさをぜひ体験してみてください。
それではまた。
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