ランタンを使う際におすすめのアイテムを紹介します。
パラフィンオイル
オイルランタンの燃料にはもともと灯油で使われていましたが、燃焼時に煤が多く出るので、今はあまり煤の出ないパラフィンオイルが主流になっています。
ハーブ成分入りで虫に対する忌避効果があるオイルもあります。
うちではムラエの防虫ハーブオイルを使っています。
キャンプへは300ccのボトルを持って行き、補充する際は1000ccのものから100均のロウトで移し変えて使っています。
300ccのボトルは中にもキャップがあって、オイル漏れを心配せずに持ち運ぶことができ、注ぎ口が細いのでランタンのタンクへの給油が容易にできるのでおすすめです。
フュアーハンドのランタンケースにおすすめのモールドシリンダー
せっかく手に入れたランタンであれば大切に持ち運びたいですよね。
特に生産終了した商品は換えのパーツも手に入らないこともあるのでリスクは下げたいところです。
フュアーハンドにおすすめのケースがオレゴニアンキャンパーのモールドシリンダーです。275はもちろんのこと、同サイズの276やデイツ78、キャプテンスタッグの中サイズの収納にも最適です。
全面に厚めのモールドが入っており、ランタンを衝撃から守ります。
また、内側はPVC素材でオイル漏れを起こしても染み出しにくく、さっと拭き取れる仕様になっています。
フュアーハンドからもオリジナルのランタンケースが出ていますが、パッドの厚みが薄く、オイル漏れをするとそのまま染み出してしまうので、しっかりしたケースをお探しの方にはモールドシリンダーがおすすめです。
カラーは3色展開です
デイツ ベスタ、レイルロードランタンにおすすめのコールマンのランタンバッグ
デイツ ベスタのケースにコールマンのランタンバッグがぴったりです。
モールドシリンダー同様に厚手のパッドが入っており、しっかりとランタンを守ります。
厚手の帆布で縫製も非常によく、長く使える頑丈なつくりです。
ケースの口は絞って閉めるためサイズの大きいランタンでも収納が可能です。
また、内側と外側に1つずつポケットがあり、小物をしまうことができるのも便利なポイントです。
カラーはコヨーテとブラックの2色展開です。
ベスタはベアボーンズのレイルロードランタンとサイズが近いので、レイルロードランタンのケースをお探しの方にもおすすめです。
現在ベアボーンズのレイルロードランタンはC&C.P.H. EQUIPEMENTのマルチケース 2を使っています。
こちらもベスタにジャストフィットします。
また、ベアボーンズ レイルロードランタンのもとになったアドレイクケロなどオリジナルのレイルロードランタンも収納できます。
オイルランタンと革の相性は抜群
オイルランタンはそのままでも雰囲気あって素敵ですが、ドレスアップすることでより魅力を引き出すことができます。
代表的な持ち手のベイルハンドルカバーや給油口に着けるタンクエプロンなどです。
革との相性がよく、金属の無骨さを和らげてより温かみを増してくれる効果があります。
自分でカスタマイズできなくても市販のレザーカバーなどで簡単にドレスアップが可能です。
うちではダックノットのベイルハンドルカバーを着けています。
これひとつ着けるだけでも印象が違って見えます。
また、実際に細い針金の持ち手に厚みが加わって持ちやすくなるので機能的です。
オイルランタンを手に入れたら気軽なドレスアップを楽しんで自分だけのランタンにしてください。
タンクエプロンを製作中
現在、ベスタのタンクエプロンを制作中です。
ベスタは外に給油口がないため、フレームに直接つける形を考えています。
現在は革と刺繍用の目打ちや糸の選定中です。
今後、フュアーハンドやデイツのハリケーンランタンに使えるタンクエプロンも順次製作していく予定です。
気になる方は時々せるキャンのTwitterやInstagramなどをチェックしてみてください。
このように興味があれば自分でドレスアップアイテムを作ることができます。
ぜひ、挑戦してみてください。
オイルランタンを取り入れると雰囲気アップする
今回はオイルランタンについてお話ししました。
最後に現行品についても紹介しておきます。
いま、現行で手に入る代表的なハリケーンランタンは次の3つです。
フュアーハンド276
フュアーハンドは1893年創業のドイツの老舗メーカーです。
商品は今もドイツで製造されており、現在はハリケーンランタンの276のみを製造しています。
代表的な無塗装のジンクを筆頭に豊富なカラーバリエーションがあり、限定カラーの販売もあります。
東西に分断されていた時期は西ドイツで製造していました。その名残として現行の276のタンク部分には今でもW.GERMANYと書かれています。
276以外にも過去には75、175、176、225、275、375、277などサイズ違いで他にも多くの種類が製造されました。
デイツ 78
デイツはフュアーハンドよりも古く、1840年創業の歴史あるアメリカのメーカーです。
現在はフュアーハンド276と同等サイズの78を始めとして30、20、A8、70といった、よりサイズの大きいラインナップがあります。
製造コストを抑えるため1956年から香港へ工場を移し、その後、中国国内に製造拠点を移して今も製造されています。
過去にはハリケーンランタン以外にも鉄道会社向けにレイルロードランタンを製造していました。
中でもデイツのベスタ(VESTA)はレイルロードでありながら唯一のコールドエアー式のランタンです。
キャプテンスタッグ オイルランタン
キャプテンスタッグは言わずと知れた日本の代表的なキャンプブランドで、金属加工の町、燕三条エリアに本社を置くパール金属株式会社が1972年に始めたブランドです。
幅広い商品ラインナップとリーズナブルな価格が魅力です。
2020年からハリケーンランタンの販売を開始し、大、中、小の3サイズがあります。
燕三条のメーカーですがハリケーンランタンは中国製です。
276と同等サイズの中サイズにはカラー展開もあり、好みの色を選ぶことができます。
キャンプに慣れてきて、なにかアクセントになるアイテムが欲しいなと思った時にオイルランタンを取り入れてみてはいかがでしょうか。
現行品であれば、手頃な価格で入手できますし、使い込んで自分だけの味を出す楽しみもあります。
もちろん歳月が醸し出すビンテージの雰囲気が好きなら、上に書いた購入時の注意点を参考に今回紹介したようなビンテージランタンを手に入れるのもおすすめです。
自分だけのお気に入りのランタンをぜひ見つけてください。
それでは。
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