小さくても違いがわかるタンクキャップ
給油口のカスタマイズでランタンエプロン以外に給油キャップのカスタムパーツも増えてきました。
手持ちのランタンではD78にDAMAGE MARK、FH275にDefinitelyのキャップを装着しています。
D78にはDAMAGE MARKの給油キャップをつけていましたが、2023年9月に新たに発売されたDi.Diamond Cap Blassに替えました。
小さなパーツですが意外にもキャップを変えるだけで印象の違いをしっかり実感できます。
通常のキャップと違って真鍮やステンレスの削り出しなので、適度にずっしりとした塊感のある重さがあります。安っぽさがなくなって精巧さが増します。
また、ゴム製のパッキンなのでオリジナルのキャップに比べて燃料が漏れにくいつくりになっています。
(強く締めすぎると給油口が割れるので締めすぎないように注意が必要です)
手軽に交換できる上に入手しやすい価格帯が多く、小さいパーツでありながらも効果をあなどれないカスタマイズです。
理想的な炎に近づけるモリィス芯
ランタンのカスタムは外観だけでなく、心臓部と言える芯にも当てはまります。
雰囲気のあるビンテージランタンを手に入れたり、ラグジュアリーなカスタマイズを施しても肝心の燃焼がイマイチだと残念な気持ちになります。
燃焼不良に陥る原因はランタンそのものの癖であったり燃料との相性や経年によるものなど様々です。
芯を替えることで理想的な滴型(しずくがた)の炎を実現できる可能性があります。
かくいう自分もデイツベスタを購入した当初はどうしてもうまく燃焼せずに悩んでいました。
布芯を使用していると写真のようにうまく燃えなかったり、猫耳のような歪(いびつ)な炎の形になることがあります。
Vulcanus Designのモリィス芯はランタンが抱える燃焼の問題を改善する効果が期待できます。(ランタンによっては症状の改善が限定的な場合があります)
また、素材の特性により燃焼による損耗が起きにくいので理論上は半永久的に使用できます。(使用する状況によっては損耗が起きるケースがあります)
2023年11月で発売から2周年を迎えるモリィス芯ですが、確認できているなかで発売開始直後から一度も交換することなく使い続けられている実績があります。
うちで使用するランタンはすべてモリィス芯に変更しています。
D78で燃焼の癖がややありますが、基本的に問題なく使用できています。燃料はブランドで推奨しているスターパラフィンオイルを使用しています。
モリィス芯のラインナップは2分芯サイズから7分芯サイズまで展開しています。
(3分芯、4分芯以外はオーダーになるので直接問い合わせてください)
ハリケーンランタン以外にもマイナーズランプやレイルロードランタン用のモリィス芯を制作しています。
モリィス芯は灯油、パラフィンオイルどちらでも使用できる芯です。
先にも述べた通りパラフィンオイルを使用する際はスターパラフィンオイルが推奨されています。
モリィス芯はVulcanus Designのオンラインショップで購入できます。
やや地味ながらもランタンの炎という心臓部を支えるカスタマイズです。
ランタンシェードでレトロなランプ風に
ランタンシェードを使うとランタン本体だけだと拡散してしまう光を下方向へ集めて明るさを増すことができます。
とはいえ、ランタンの光量がそんなに明るくないのでそこまで大きく効果を実感できませんが、シェードをかぶった姿がかわいいので最近は印象を変えるアクセサリーとして使われています。
うちで使用しているランタンシェードはSTURM KAPPEのランプシェード「TYPE 1」です。
フュアーハンドと同じドイツのブランドで、製造もドイツで行っています。
サイズはFH276/275、D78/76に使えるMサイズとひとまわり小さなFH176/175に使えるサイズ、FH75アトムに使えるサイズ、D50(コメット)に使えるサイズなど他にもランタンに合わせてラインナップされています。
素材はステンレス製のほかに真鍮製があり、ステンレス製には他にカラー塗装やネオンカラー塗装されたものがありバリエーションが豊富なので自分のランタンに合わせたシェードを探せます。
商品はSTURM KAPPEのオンラインショップから購入できます。
海外サイトでの購入になりますが、googleの翻訳を使えば普通のオンラインストアと同じように購入できます。
個人輸入が不安な場合はVulcanus Designのショップでもステンレス製のFH276/275用のMサイズを販売しているのでそちらから購入できます。
ランタンシェードはお気に入りのランタンにレトロな雰囲気をプラスできる手軽なカスタマイズです。
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