ランタンウォーマーをつけてストームカッペ風に
ランタンウォーマーはD90ウォーマーランタンのようにハリケーンランタンから排出される熱を利用してシェラカップやマグカップを温められるように作られたアクセサリーです。
![](https://i0.wp.com/selfcamp.site/wp-content/uploads/2023/10/IMG_4027.jpg?resize=1024%2C768&ssl=1)
装着するとどことなくフュアーハンドのストームカッペ(ストームキャップとも。Sturmkappe、ドイツ語読みだとシュトルムカッペ)のような風防を被った姿にも見えます。
(フュアーハンドのストームカッペをウォーマーとして使うことはできません)
直径は10cm程度なので大きなサイズのクッカーや重たい鍋などは置けません。
シェラカップやマグカップ(ダブルウォールや保温マグは不可)、小さなサイズのクッカーなどを置くのに適しています。
使用中の温度は70〜80度でコーヒーやスープなどの保温に利用できます。
また、保温以外にもおすすめの使い方があります。
ランタンウォーマーにフレグランスボウルを組み合わせてシトロネラオイルをアロマとして使用すると虫除け効果を得られます。
![](https://i0.wp.com/selfcamp.site/wp-content/uploads/2023/10/image.jpeg?resize=532%2C532&ssl=1)
燃料として使われるランタンオイルには虫除け効果を謳っている商品がありますが、実際に使用してみて実感できる効果は少ないようです。ランタンオイルを燃焼させて成分を散布するよりアロマオイルを直接揮発させるほうが効果は高いと思われます。
また、虫除け効果のあるシトロネラ以外にもアロマオイルの種類が豊富なので自分好みのアロマオイルを選べるのもおすすめできるポイントです。
![](https://i0.wp.com/selfcamp.site/wp-content/uploads/2023/10/71F8T12IYL._AC_SL1500_.jpg?resize=1260%2C1245&ssl=1)
使用する際はフレグランスボウルに精製水を注いでアロマオイルを数滴垂らして温めます。
フレグランスボウルはSTURM KAPPEでも販売していますが百均のステンレス製のプレート(10cm程度)で代用できます。
※使用の際は火傷に十分注意してください。
![](https://i0.wp.com/selfcamp.site/wp-content/uploads/2023/10/7CF90387-A5F9-4E88-83F6-D8DA03D778CA.jpg?resize=1024%2C1024&ssl=1)
うちでは先に紹介したシェードと同じSTURM KAPPEのSK1ストームクッカーを使用しています。ステンレス製で錆に強く、アルミ製に比べて保温性が高いのも特徴です。
![](https://i0.wp.com/selfcamp.site/wp-content/uploads/2023/10/IMG_4018.jpg?resize=768%2C1024&ssl=1)
![](https://i0.wp.com/selfcamp.site/wp-content/uploads/cocoon-resources/blog-card-cache/2ce93744cbe313849b4126e62e62ba4b.jpg?resize=320%2C180&ssl=1)
そのほかのも国内で入手しやすいランタンウォーマーを紹介します。
SYRIDE ランタンウォーマー(ステンレス製)
![](https://i0.wp.com/selfcamp.site/wp-content/uploads/cocoon-resources/blog-card-cache/f3bcc0e664e886fe4359a2938be5d8f0.jpg?resize=320%2C180&ssl=1)
Definitely WAMP(アルミニウム製)
EnHike ランタンウォーマー(アルミニウム製)
![](https://i0.wp.com/selfcamp.site/wp-content/uploads/2023/10/61KpHwUo8nL._AC_SL1500_.jpg?resize=695%2C1394&ssl=1)
ランタンウォーマーは、冬は保温のために、夏は虫除けとして一年を通して使えるアイテムです。
フレグランスボウルと組み合わせてアロマを楽しめるので女性におすすめできるカスタマイズです。
ランタンコースターで足元からドレスアップ
ハリケーンランタンを使用していると徐々にオイル漏れを起こすことがあります。
ランタンコースターはテーブルやラックへのオイル滲みを防いでくれます。
最近は凝ったデザインのランタンコースターも多く、ガレージブランドを中心に販売されています。
個人的にイチオシなのがA&D/Wのランタンコースターです。
![](https://i0.wp.com/selfcamp.site/wp-content/uploads/2023/10/095a5395.jpg?resize=1024%2C683&ssl=1)
A&D/Wは家具の製造および販売を手がけるマルイ造形家具工業のブランドです。伝統工芸で培った技術を惜しみなく使った本気のアウトドア家具シリーズを展開しています。
A&D/Wのランタンコースターはウォルナット材のコースターの周囲を名栗加工してあります。細部まで丁寧に仕上げられたつくりは高級感があり、ランタンを置くだけで格段に雰囲気が上がります。
![](https://i0.wp.com/selfcamp.site/wp-content/uploads/2023/10/095a5417.jpg?resize=683%2C1024&ssl=1)
また、ランタンと接する面には磁石が仕込んであるのでスチール製のランタンにくっつけて一緒に持ち運ぶことができます。
(真鍮のD78にはくっつかないので底面にステンレスの薄いプレートをマスキングテープでくっつけて使っています)
A&D/Wのランタンコースターは素材をウォルナット材、栗材(ウォルナット調仕上)、栗材(ナチュラル仕上)の3種類から選べるので、木製のテーブルやラックを使っているならテーブルやラックとコースターで色調を揃えると全体的に統一感が出せます。
![](https://i0.wp.com/selfcamp.site/wp-content/uploads/2023/10/LINE_ALBUM___230222_12_480x480.jpeg?resize=360%2C480&ssl=1)
手前:栗材(ナチュラル仕上)、左奥:栗材(ウォルナット調仕上)、右奥:ウォルナット材
A&D/Wのランタンコースターはオンラインショップで購入できます。
ランタンを足元からドレスアップすることで印象に差がつくカスタマイズです。
第二の火を映し出すリフレクター
ランタンシェードが下方向へ光を集めるのに対して、リフレクターは前方向へ光を集めるアイテムです。
ビンテージランタンではグローブに嵌め合わせる形のリフレクターが存在します。
ハリケーンランタンの光量は少ないので、少しでも効率よく明るさを得られるように作られました。
ZWEITES FEUER(ツバイタス フュアー)のリフレクターは過去のリフレクターを再解釈してより使いやすく設計開発された商品と言えます。
![](https://i0.wp.com/selfcamp.site/wp-content/uploads/2023/10/345242358_1417825012383508_5764379049030961382_n.jpeg?resize=1024%2C1024&ssl=1)
ZWEITES FEUERのブランド名は、リフレクターの中に「第二の火」が映し出されることで2つの火が見えることからドイツ語で2つの火を表すZWEITES FEUERに由来しています。
ちなみにフュアーハンド(FEUER-HAND)は「火の手」という意味でロゴマークには手から燃え上がる炎が描かれています。(ランタンの発明によって火を手に持って自由に持ち出せるという意味だと思われます)
リフレクターに使われる素材はステンレス製で錆に強く、日本国内で製造されているのでつくりもしっかりしています。
装着はランタンの後ろからリフレクターを差し込むだけで完了します。
スムーズな取り付けを実現するために精度にこだわって設計製造されています。
![](https://i0.wp.com/selfcamp.site/wp-content/uploads/2023/10/19.jpeg?resize=1024%2C683&ssl=1)
リフレクターのラインナップはFH276用とD78用の2種類です。
![](https://i0.wp.com/selfcamp.site/wp-content/uploads/2023/10/346692461_1248345959445125_4113868619128910579_n.jpeg?resize=1024%2C1024&ssl=1)
シェードとリフレクターを使い分けることで少ない光量でも用途に合わせて明るさを確保できます。
ZWEITES FEUERのリフレクターは公式HPまたはAmazonで購入できます。
![](https://i0.wp.com/selfcamp.site/wp-content/uploads/cocoon-resources/blog-card-cache/6d0d0ff523219341bae4cf7ac723ac1a.jpg?resize=320%2C180&ssl=1)
![](https://i0.wp.com/selfcamp.site/wp-content/uploads/2023/10/6101ukZZxAL._AC_SL1500_.jpg?resize=1260%2C1010&ssl=1)
なかなか人と被らない実用的なカスタマイズと言えます。
ベイルハンドルのカスタマイズ
購入できるカスタマイズ以外にも自分でできるカスタマイズもあります。
先に紹介したランタンエプロンのようにベイルハンドルカバーも自作できます。
最低限必要な工具は目打ちと針、糸だけなのでレザークラフトを始めてみたい人にもおすすめです。
キットで売っているところもありますので、気になる人は探してみてください。
自作したベイルハンドルカバーは厚さ1.0mmの革を20mm×200mmの大きさにカットして作りました。
![](https://i0.wp.com/selfcamp.site/wp-content/uploads/2022/09/42FED27E-22A8-4C5B-9C23-DD395552D86E.jpg?resize=1080%2C1080&ssl=1)
持ち手を革で巻くだけで金属の冷たさを革の温かみが和らげるので印象が変わります。さらに手に持ったときの手に当たる感触も柔らかくなります。
このほかにも革を用いたカスタマイズとしてタンクベルトやボトムカバーなどがあります。
自分の手でカスタマイズしたランタンはより愛着が湧きます。
ランタンを守るランタンケース
カスタマイズではありませんが個人的に信頼しているランタンケースを紹介します。
オレゴニアンキャンパーのモールドシリンダーとセミハードギアバッグです。
モールドシリンダーは外側に600DポリエステルとEVAの壁ががっちりと上下左右前後あらゆる方向から衝撃を受けてもランタンを守ります。また内部がPVC素材でオイル漏れが起きてもケースの外側まで滲み出さないようにつくられています。
FH276/275やD78/76、D50(コメット)を入れるのに適しています。
価格は3,300円(税込)とクオリティに対して入手しやすい価格です。
![](https://i0.wp.com/selfcamp.site/wp-content/uploads/2023/10/41624E23-B205-40F0-80E7-CBCEE380401C.jpg?resize=1024%2C732&ssl=1)
![](https://i0.wp.com/selfcamp.site/wp-content/uploads/2021/07/61BsZ2OTylL._AC_UL1000_.jpg?resize=537%2C1000&ssl=1)
セミハードギアバッグは付属の仕切りをホヤを守るパッドとして使用できるので安心してランタンを運ぶことができます。内側は柔らかく起毛している素材なのでランタン本体やホヤが傷つく心配がありません。
オイル漏れがあると生地に滲みてしまうので持ち運ぶ際は燃料を空にして収納する必要があります。
MサイズがFH276/275やD78/76に、SサイズがFH175/176にそれぞれちょうどいいサイズです。
価格はMサイズが3,300円(税込)、Sサイズが2,420円(税込)です。
![](https://i0.wp.com/selfcamp.site/wp-content/uploads/2023/10/047B872E-9C61-4DC2-9D86-87FD94C97ABC.jpg?resize=1024%2C732&ssl=1)
![](https://i0.wp.com/selfcamp.site/wp-content/uploads/2023/10/51RAWO6rLKL._AC_SL1440_.jpg?resize=974%2C719&ssl=1)
お気に入りのカスタマイズを施したランタンを守るのにコスパ最強のおすすめのランタンケースです。
最後に&ビッグニュース
いかがでしたでしょうか。
多くのカスタマイズを紹介していたら記事のボリュームがかなり大きくなってしまいました。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
これらの記事が少しでも参考になれば幸いです。
また、この記事を執筆中(2023年10月末)に大きなニュースも入ってきました。
なんとフュアーハンドが276のLEDバージョンを販売しました。
![](https://i0.wp.com/selfcamp.site/wp-content/uploads/2023/10/Z7A5413.jpeg?resize=1000%2C1000&ssl=1)
見た目はそのままに炎の代わりにLEDが灯ります。
ゆらぎ機能はありませんが、ボディが276ジンクそのまなので雰囲気がよく、なによりここに紹介したほとんどのカスタマイズがそのまま使えます。
![](https://i0.wp.com/selfcamp.site/wp-content/uploads/cocoon-resources/blog-card-cache/08c7f33407dfd7226ced1ae8deb46e6e.jpg?resize=320%2C180&ssl=1)
オイルランタンより扱いが非常に楽なので、これからのランタンの新しい楽しみ方が増えたと言えます。
ぜひ皆さんのキャンプスタイルに合わせたカスタマイズを見つけてください。
![](https://i0.wp.com/selfcamp.site/wp-content/uploads/2021/07/41vPfORyL._AC_.jpg?resize=220%2C455&ssl=1)
![](https://i0.wp.com/selfcamp.site/wp-content/uploads/2021/07/51-lrZkPwaL._AC_SL1000_.jpg?resize=1000%2C1000&ssl=1)
コメント