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キャンプブームに伴って近年需要の高まっているポータブル電源ですが、需要の高まりと共に数多くの製品が販売されています。
我が家では2泊のキャンプが多いので、中型クラスのポータブル電源を使用しています。
取り扱いの良さと性能の両面のバランスがよいので、各メーカーも中型クラスに注力しているようです。
今回はファミキャンでも使いやすい中型クラスを中心にメーカーごとに紹介していきます。
購入の際に気をつけたいこと
まずはじめに、ポータブル電源を購入する際に注目したいポイントを紹介します。
ポイント① バッテリーの容量
キャンプのスタイルや夏キャンプと冬キャンプでも使用する電力量は違います。
今回は我が家で多い2泊のキャンプを基準に商品を紹介します。
我が家で主に電力を消費するのは冬キャンプの電気毛布です。
使用する電気製品が少なければ小型のポータブル電源を選んで価格を抑えられますし、もっと多くの日数で連泊したいとか消費電力の大きな電気製品を使いたければ大型の製品を選んで容量や出力を気にせず使うこともできます。
ご自身のスタイルに合わせてまずは容量を決めましょう。
もし、容量が少ないかもと心配になってもソーラーパネルがあれば現地で給電できます。
最近はソーラーパネルの効率も上がっています。
足りない容量は現地で補う、そういう運用も可能になっています。
ポイント② AC出力
ポータブル電源の最大の特徴はAC出力(コンセント)です。
AC出力のおかげで家庭用の電気製品も使用できます。
ここでひとつ注意が必要です。
各電気製品にはそれぞれ消費電力が決まっています。
例えば、コーヒーを淹れるお湯を沸かすためにこのような電気ケトルを使いたいとします。
この電気ケトルの消費電力は900Wです。
下の表は今回紹介する商品から小型、中型、大型クラスで3つのメーカーの製品のAC出力をまとめました。
Jackery | EcoFlow | Anker | |
---|---|---|---|
小型クラス | 240(200W/400W) | RIVER(600W/1200W) | 521(200W/450W) |
中型クラス | 708(500W/1000W) | RIVER Pro(600W/1200W) | 535(500W/750W) |
大型クラス | 1500(1800W/3600W) | DELTA MAX(2000W/4200W) | 757(1500W/2400W) |
AC出力は合計出力です。ほかのポートと併用すると使用可能な出力は分散されて小さくなります。
この表から マーカーを引いたJackery 240、Anker 521、Anker 535ではAC出力が消費電力の900Wに不足しているため、この電気ケトルを使用できないとわかります。
小型クラスで電気ケトルなどの消費電力の大きい電気製品を使いたい場合はEcoFlowのRIVERを買う必要があります。
このように購入を考えているポータブル電源のAC出力が使用したい電気製品の消費電力を満たしているかもポイントになります。
ポイント③ サイズと重量
3つ目はサイズと重量です。
ポータブル電源は容量が大きくなれば、サイズも重量も比例して大きく重くなります。
移動手段によって積載できるサイズは変わってきます。
バイクに載せれるのはせいぜい小型クラスまでですし、我が家のプジョー208では中型クラスでないと積載できません。
また、重さも手に持って移動する際の取り回しに関わってきます。
10kgを越える大型クラスになると一人で持ち運ぶにはそれなりの筋力と体力が必要になります。
容量と出力だけでなく、本体サイズと重さのバランスも考えて選びましょう。
もし、積載に余裕はないけど中型クラスでは容量が足りないという場合は、ソーラーパネルと併せて使用すれば現地で電力を補いながら不足分をカバーできます。
ソーラーパネルは折りたたむと平らになるので、どこか隙間に差し込んで積載すれば場所を取らないで済みます。
ソーラーパネルまで含めるとポータブル電源選びの幅はグッと広がります。
ポイント④ 購入のタイミング
ポータブル電源の価格は中型クラスで7〜8万くらいですが、割引クーポンの発行や期間限定値下げで安く買える期間があります。
Amazonではポータブル電源は常態的に割引されていることが多いのですが、値引額は頻繁に変動していて、中型クラスで1万円弱〜2万円強の価格の幅があります。
割引クーポンはカートに入れた状態では価格変更のお知らせに通知されないので、定期的に商品ページを開いてチェックすることをおすすめします。
Amazonだと商品によってはプライムセールやタイムセール、ブラックフライデーなどのイベント時に本体価格の割引とクーポンの併用でかなりお得に買えるので狙い目です。
現在使用しているポータブル電源
現在使用しているのはEcoFlowのRIVER Proです。
RIVER Proのスペックは以下の通りです。
バッテリー容量 | 720Wh / 28.8V-200,000mAh |
AC出力(×3) | 100V(50Hz/60Hz) / 600W(瞬間最大1200W) |
USB-A出力(x2) | 各ポート最大12W、5V DC、2.4A |
USB-A急速充電(x1) | 最大18W、5V DC、 9V DC、12V DC、2.4A |
USB-C出力(x1) | 最大100W、5V DC、9V DC、12V DC、15V DC、20V DC、5A |
シガーソケット | 136W、13.6V DC、10A |
DC5521 出力(x2) | 各ポート最大13.6V DC、3A |
入力ポート | AC、ソーラー充電、シガーソケット |
入力(本体充電) | AC100-120Vac (50Hz/60Hz) |
AC出力波形 | 純正弦波 |
バッテリータイプ | 三元素リチウムイオン |
フル充電所要時間 | 1.6時間(AC) |
給電/充電適応温度 | 0℃〜45℃ / -20℃〜60℃(許容誤差±3°C) |
サイズ/重量 | 288×185×253mm / 7.2kg |
RIVER Proを購入して、720Wh(200,000mAh)の大容量とX-Boost機能による瞬間最大1200Wの高出力により、従来のポータブル電源より使用できる電気製品の幅が大きく増えました。
それまで充電残量を気にして過ごしていた2泊の冬キャンプでも余裕を持って過ごせるようになり、出力が消費電力に足りなくて使用を諦めていた電気製品も使えるようになりました。
また、部屋の中でコンセントの位置を気にせず家電を使用でき、停電時などに一時的に冷蔵庫に接続して庫内の温度上昇を防ぐなど、キャンプ以外でも運用できる場面が増えています。
さらに別売のエクストラバッテリーを購入すると容量を倍の1440Wh(400,000mAh)に増やせます。
これだけ大容量でありながらも「X-Stream超時短充電技術」の採用でRIVER Pro本体の充電時間は驚きの1.6時間です。
ポータブル電源は容量が増えると必然的に大きさは大きく、重量は重くなりますがRIVER Proはその点でも持ち運びできるサイズに収まっています。
今回はこのバランスのよい720Wh(200,000mAh)前後の容量のポータブル電源を中心に紹介していきます。
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