幅広いラインナップ Jackery
Jackeryはポータブル電源のパイオニア的存在のメーカーです。
2015年からリチウムポータブル電源を開発してから、以来多くの商品を販売してきました。
ポータブル電源を購入する際にまずJackeryを見て比較する、そんなベンチマーク的存在です。
ブラックを基調に目を引くオレンジが映える外観はひと目でJackeryとわかるデザインです。
製品ラインナップも豊富で、用途に合わせて最適な1台を選べます。
中型クラスには400とEcoFlowのRIVER Proと同等の708があります。


容量はモデル名の通り、400が400Wh(112,200mAh)、708が708Wh(191,400mAh)です。
708のスペックは以下の通りです。
バッテリー容量 | 708Wh / 22.2V-191400mAh |
AC出力(×2) | 100V(60Hz) / 500W(瞬間最大1000W) |
USB-A出力(x1) | 5V/2.4A |
QC3.0急速充電(x1) | 5V/3A、 9V/2A、12V/1.5A |
USB-C出力(x1) | 5V/3A、9V/3A、12V/3A、15/3A、20/3A |
シガーソケット | 12V/10A |
入力ポート | DC、USB-C(ダブル入力対応) |
入力(本体充電) | DC(24V-7.5A)+USB-C 240W |
AC出力波形 | 純正弦波 |
バッテリータイプ | リチウムイオン |
フル充電所要時間 | 5時間(DC) |
給電/充電適応温度 | 0℃〜40℃ / -10℃〜40℃ |
サイズ/重量 | 300×192×191mm / 6.8kg |
カタログ値ではRIVER Proと比べると容量、AC出力がやや及びませんが、実際の使用感としてはほぼ同等のスペックと言えます。
性能や機能に派手さはないですが、2泊程度のキャンプをじゅうぶんにこなす安定感があります。
まさに質実剛健といえるスタンダードなポータブル電源です。
さらに上の大型クラスには1000、1500がラインナップされています。


1000が1002Wh(278,400mAh) 、1500が1535Wh(426,300mAh)です。
2泊のキャンプでケトルやホットプレートなど消費電力の大きい電気製品を使いたいのであれば1000の大容量、高出力(1000W/瞬間最大2000W)があると安心して使用できます。
また別売のソーラーパネルと組み合わせることで日差しがあればいつでもポータブル電源に給電できます。

大容量のポータブル電源とソーラーパネルがあればコンセントに頼らないキャンプや車中泊が実現します。
逆に小型のポータブル電源として240があります。

小さく価格も手を出しやすいので「ポータブル電源は気になるけど必要か迷っている」という方にもエントリーモデルとして求めやすくなっています。
このサイズであればバイクでの持ち運びも可能になってきます。
廃棄する際は着払いにて回収してもらえます。
スタイリッシュなデザインで高性能なEcoFlow
続いて、我が家でも使用しているEcoFlowです。
EcoBoost機能によりエントリーモデルのRIVERシリーズで消費電力が瞬間最大1200Wまでの電気製品を使用できます。
停電時に冷蔵庫を止めたくない時など非常時にも活躍する心強い製品です。
また、Bluetoothによるスマートフォンとの接続で残量をモニターしながらリモート操作が可能なアプリが使えるなど、ポータブル電源のジャンルでは先進的な機能を多く備えています。
EcoFlowのポータブル電源には小型〜中型クラスのRIVERシリーズと大型クラスのDELTAシリーズがあります。
RIVERシリーズ
RIVERシリーズのラインナップはRIVER、RIVER Max、RIVER Proの3つです。



容量はRIVERが288Wh(80,000mAh)、RIVER Maxが576Wh(160,000mAh)、RIVER Proが720Wh(200,000mAh)です。
Ecoflowにはバッテリー容量を拡張するエクストラバッテリーという製品があります。
エクストラバッテリーはRIVER、RIVER Pro、DELTA MAXの3製品に用意されています。
エクストラバッテリーを装着するとそれぞれの容量が倍増します。
RIVER 288Wh//80,000mAh → 576Wh/160,000mAh(RIVER Max)
RIVER Pro 720Wh/200,000mAh → 1440Wh/400,000mAh
DELTA MAX1600 1612Wh/448,000mAh → 最大5644Wh/1,568,000mAh!
DELTA MAX2000 2016Wh/560,000mAh → 最大6048Wh/1,680,000mAh!!
DELTA MAXについてはもはや認識が追いつかないレベルで容量が爆増します。
ちなみにRIVERにエクストラバッテリーが着いたものがRIVER Maxになります。
RIVERはEcoFlowの製品で最もコンパクトなモデルでありがなら、X-Boost機能のおかげでAC出力はRIVER MaxやRIVER Proと変わらず600W/瞬間最大1200Wの高出力を維持します。
他メーカーのポータブル電源だと容量が小さい製品はAC出力も小さくなりますが、RIVERは性能を落とさずに使用できるのは素晴らしいと言えます。
後々エクストラバッテリーでRIVER Maxに拡張できるので非常に手を出しやすい商品です。
DELTAシリーズ
大型のDELTAシリーズにはDELTA mini、DELTA、DELTA MAXなどがあります。



容量はDELTA miniが882Wh(245,000mAh)、DELTAが1260Wh(350,000mAh)、DELTA Max 1612Wh(448,000mAh)です。
DELTA miniはDELTAシリーズの最小モデルですがRIVER Proよりは大きく重くなっています。(ちょっとややこしいですね)
DELTAシリーズは容量が多くなっているだけでなくAC出力も大きくなっており、複数の電気製品を同時に運用することも可能になります。
DELTA miniで1400W(瞬間最大2100W)の出力を誇ります。
中型クラスでは少し心配かな?と思う時やキャンピングカーなどで現地での完全なオフグリッド運用をしたいという時に選択肢に入ってきます。
EcoFlowも別売のソーラーパネルと併せればコンセントに頼らない運用が実現します。

さらに2022年8月に新しくDELTA2(1024Wh)が発表されました。
現行品にほぼ同容量のDELTA1000(1008Wh)がありますが、DELTA2と置き換えるためか現在セールにかかっています。
Amazonでは30%引きのクーポンを適用できます。(2022年8月現在)

今夏には屋外で使用可能なクーラーを発表するなど商品開発の意欲は目を見張るものがあります。
EcoFlowは常に革新的な技術で先進性を追求するメーカーと言えます。
廃棄する際は送料を負担すればメーカーで回収してもらえます。
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